ドイツ美大受験準備
オンラインクラス
オンラインでドイツ美大受験
将来的にドイツ美大受験を目指す方や、ドイツの美大に興味があるけれど何から始めたらいいのかわからない方 を対象とした、マンツーマンレッスンのオンラインクラスです。
マンツーマンのオンライン通話で長時間の対話を行いながら授業が進んでいきます。美術の経験の有無にかかわらずそれぞれの生徒さんのペースに合わせて授業を行なっていますので、初心者の方も安心してご利用いただけます。
コロナ禍よりオンラインでの受験が可能となった大学が多く、またオンラインで受講できるドイツ語レッスンもあるため、日本に居ながらコストを抑えて受験準備を行うことが可能です。現地からレッスンを受けている生徒さんもいらっしゃいます。
ドイツの美大は学費が無料
生徒さん方がドイツ留学を検討した一番の理由としては、ドイツの美大は学費が無料(1つの州を除く)という点です。正確にいうと、学費は半年で約4〜6万円程度です。え?これが学費?と思われると思いますが、さらにこれに市内の定期代が含まれていたり、美大生は市内の美術館を無料や安価で訪れることができます。また、学生はアルバイト(ミニジョブ)として約450ユーロ/月 程度まで非課税でアルバイトもできます。
ドイツは欧州先進国の中でも比較的物価が安く治安が良いため住みやすく、留学にはとても人気な国です。美術館やギャラリーでは常に国際的なアート作品に触れることができ、ドイツ近隣諸国にも安価で訪れることができます。また、ドイツ語圏であるオーストリアの美大進学も検討できます。
海外で経験を積んでみたい・海外の美大で美術を学びたい。イギリスやアメリカの大学などでかかる年間何百万円の学費を払うのは現実的ではない。そのような方に、ドイツ美大進学をお勧めします。
講師
高津戸 優子(Yuko Takatsudo)website
ドイツに10年間滞在し日本とドイツで美大を卒業し、現在も東京とベルリンを拠点にアーティスト活動中。現地ではベルリンアートスクール Atelier HY+(アトリエエイチワイプラス)を6年間経営し、数多くの多国籍な生徒さん方のドイツ美大進学サポートをしました。帰国後は東京在住でオンラインで引き続きドイツ美大進学を目指す生徒さんのサポートを行なっています。
1987 埼玉県生まれ
2006〜2010 東京芸術大学 美術学部 絵画科 油画専攻 卒業
2010〜2016 ミュンヘン芸術アカデミー 自由芸術科 マイスターシューラーとして卒業。
2010〜2014 ミュンヘン滞在、2014〜2020ベルリン滞在。
2014〜2020 ベルリンアートスクールAtelier HY+経営。アーティスト活動。
2020 日本に帰国。フリーでアーティスト活動とドイツ美大受験準備オンラインクラス Pinselの運営を開始。
2020〜2023 創形美術学校 海外美術留学準備コース ドイツ対策クラスを担当。(現在ドイツクラスは終了しています)
このような方に受講をお勧めします
- 海外の美大に興味があるが、学費についてお悩みの方
- ドイツ美大進学を目指す方(初心者・経験者問いません)
- 将来的にドイツでの美大進学や作家活動に興味がある方
- すでにドイツに滞在中で、マッペ(ポートフォリオ)制作や受験についてアドバイスが欲しい方
- ドイツ美大受験の最中・直前で、まとめとしてアドバイス・サポートを必要とする方
- ドイツ美大進学のためではないが、欧州の美術の基礎的な考え方を学びたい方
ドイツ美術大学 専攻分野一例
- Malerei und Grafik (絵画とグラフィック)
- Bildhauerei (彫刻とインスタレーション)
- Visuelle Kommunikation (ヴィジュアルコミュニケーション)
- Kunst und Medien (メディアアート)
- Innenarchitektur (インテリアデザイン)
- Modedesign (モードデザイン・ファッション)
- Produktdesign (プロダクトデザイン)
- Illustration und Buchdesign (イラストレーション・ブックデザイン)
- Textil und Flächendesign (テキスタイル・平面デザイン)
上記のどの学科の生徒さんも、今までドイツ美大進学をサポートをさせて頂きました。
クリエイティブなことに興味があるがどの専攻にするか迷っている・そもそも受験についてもまだ検討中だと言う方もご安心ください。作品制作を行いながら、ご自分のペースで目標を定めていきましょう。
過去の生徒さんはどのように準備をしていたかもお話しいたします。あなたの興味・個性が感じられる充実した作品集(マッペ)を完成させ、受験に臨みましょう。
マッペとは?
" Mappe (マッペ) " とは日本語で言うポートフォリオにあたりますが、ドイツの美術大学を受験する際はこのマッペが必須になります。コロナ禍前、受験の一次試験は現物(オリジナル作品)提出のみでしたが、コロナ禍を経て多くの美大でPDFポートフォリオの提出が一次試験となり、教授との面談・試験などもオンライン通話で行う大学も増えました。現在は専攻により二次試験は現地で開催する大学が増えましたが、日本からも受験が可能な大学もまだまだあります。
ドイツでは各大学・専攻により求められるマッペの内容が異なり、また日本のポートフォリオの作り方とも異なります。それぞれの受験生は時間をかけて作品作りをしてマッペとしてまとめ、自身の作品をプレゼンテーションします。日本の美大受験とは大きく異なり、試験当日に描いた作品のみで合否が決まるわけではありませんので、マッペ提出まで時間をかけて作品制作をすることができます。しかし、その分完成度のあるマッペを作るためには、自分の作品と向き合う時間が必要です。
ドイツ美大受験の時期は?
2025年度 合格校
みなさんただいま受験中です!
2024年度 合格校
・ベルリン・ヴァイセンゼー美術大学 Textil- und Material-Design テキスタイルとマテリアルデザイン
・ベルリン技術経済大学 Kommunikationsdesign コミュニケーションデザイン科
・ミュンヘン芸術大学 Freie Kunst : Malerei 自由芸術科 絵画
・オーストリア・ウィーン応用美術大学 Bildende Kunst : Malerei 自由芸術科 絵画
・ハンブルク美術大学 Design デザイン科
・フランクフルト美術大学・シュテーデルシューレ Freie Bildende Kunst : Bildhauerei 自由芸術科 彫刻・インスタレーション
・ブレーメン美術大学 Integriertes Design インテグレーティッドデザイン科(デザイン)
・マインツ応用科学大学 Kommunikationsdesign コミュニケーションデザイン科
・ビーレフェルト専門大学 Kommunikationsdesign コミュニケーションデザイン科
・カッセル芸術大学 Visuelle Kommunikation ヴィジュアルコミュニケーション科(デザイン)
・バウハウス大学ワイマール Visuelle Kommunikation ヴィジュアルコミュニケーション科
・カールスルーエ芸術デザイン大学 Kommunikationsdesign コミュニケーションデザイン科
・ヴッパタール大学 Public Interest Design(デザイン) 大学院
大学により受験の時期は異なりますが、通常受験は例年11月頃から始まり、一番遅い大学は6月頃。晴れて合格すると10月入学です。受験の時期が近くなると実際に教授と話す場面も増えますので、受験前年の年末までにはある程度作品の方向性があり、ドイツ語でもコミュニケーションできるようになっていることが理想的です。
実技とドイツ語の勉強は受験前年に余裕を持って準備をスタートすることをお勧めいたします。特にドイツ語は、試験で自分の作品をプレゼンできるようになるためにも、準備開始が早ければ早いほど良いです。専攻に関しても、受講をスタートして作品制作をしていく中で変わる可能性もあります。ご自身のタイミングで制作・語学勉強をスタートし、そこから現実的に受験できそうな大学をご一緒に探していきましょう。自宅でできる作品制作をスタートさせて、自分が進学してやりたいことを見極めて行きましょう。
そのために具体的な受験計画をご提案いたします。
オンラインでのドイツ美大受験について
- ドイツの美大に興味がある。だけど何から始めたらいいのかわからない。
- そもそもドイツの美大ってどんなところ?受験では何をするの?
- 初心者の自分が受験をしても受かる可能性がある?
- 本当にオンラインの受講のみで美大を目指せる?
様々な疑問や不安を持たれている方は多いのではないでしょうか。
受験のためにドイツに行くぞ!と一口に言っても時間もお金もかかりますし、急に進路を変えたり仕事を辞めて渡独をする決意を固めるのは容易なことではありません。どのように準備したら良いのか分からず、いきたいなとは思っていたけどいつの間にか時間が過ぎてしまったという方も多いのではないでしょうか。
コロナ禍以前は現地で滞在していないと叶わなかったドイツ美大受験ですが、今は多くの大学でオンラインでのポートフォリオ提出や面談での受験対応が可能になりました。ドイツ語習得についても、今はオンライン授業などが多数あり、本格的な受験を目指す方もご自宅で受講できるようになりました。世界中どこにいても、学業を行いながら・お仕事を行いながら、ドイツの美大受験を目指すことが可能となりました。
現在は専攻により以前の受験スタイル(現地での受験)に部分的に戻しつつある大学も増えてきましたが、それでもまだオンラインで多くの美大を受験することができます。受講中、受験の最新の情報をその都度共有させて頂きます。
自宅でオンラインレッスンを受ける
コロナ禍より本格的に開始された当オンラインクラスですが、講師は現地で対面のアートスクールを経営していました。ドイツ美大受験について10年間様々な生徒さんをみてきました。
- ご都合の良い日に受講ができる(学業・お仕事をしながらの受験準備)
- 世界中どこからでも受講できる
- お仕事をしている方は平日19時よりレッスン可能
マンツーマンレッスンですので、受講中にご意見やお悩みがあればその都度個人的なお悩みを伺っています。ご相談・改善を重ねながら、生徒さんにとって一回一回ためになる授業を行うよう、丁寧な対応を心がけています。
授業では作品制作をはじめ、ドイツの美大について・ドイツの生活について・作家活動や進路について等、何でもご相談に乗らせていただきます。まだドイツに渡航したことがない方も、クラスを受講するなかでドイツ美大進学までのイメージを掴んでいただき、みなさんのご自宅での作品制作と受験までの道のりをサポートします。
レッスンについてですが、現地で2014〜20年まで経営していたベルリンアートスクール Atelier HY+(アトリエエイチワイプラス)で対面で行っていた授業の内容を、オンライン用での個別の指導としてアレンジしてご提供しています。作品制作についてのアドバイスはもちろん、進路相談にもその都度ご相談に乗らせていただきます。
2020年よりオンラインクラスを本格的に始めてから早5年経ちましたが、一人一人の生徒さんの頑張りが実り、オンライン受講のみでも無事に多くの生徒さんが進学なさいました。コロナ禍でやむおえず留学を延期した方も、再び留学をご検討中かと思います。日本でもドイツでも、世界中どこにいてもPinselのクラスをオンラインで受講いただけます。
ドイツの美大受験ではデッサン力や技術力、見た目の完成度よりも、その人のクリエイティブさ・興味・作品制作に対する取り組み方・内容・経過を見られます。最終的にどのような作品・内容をマッペに載せるのか、作品制作の過程から対話を重ねつつ、具体的なアドバイスができるように心がけています。
最新のドイツ美大受験情報をシェアします
何十校とある美大の応募要項や応募日程などをドイツ語でチェックするのはとても骨が折れる作業です!美大のホームぺージはそれぞれデザインが凝っていたりして、どこに何が書かれているのか…ドイツ語という事も相まって、必要な情報を探し出すのに苦労します。
Pinsel では皆さんの受験のお役に立てるよう、Googleのスプレッドシートで受験情報をシェアしています!生徒さんにとてもご好評いただいております。
私自身、それぞれの生徒さんの志望校を全てを正確に細かく把握することはできませんので、基本的には生徒さんご自身で責任を持って応募要項などをチェックして頂いていますが、レッスンの際に画面共有をしながらご一緒にホームページを確認したり、おすすめの大学や応募情報をお知らせしたりと、できる限りのサポートをしています。この情報共有に関しては、特にオンラインだからこそできるサポートと感じていますし、ご利用いただくことで受験が楽になると思います。
現地に気軽に行けないからこそ、可能な限りの情報を集めて大学のイメージをより具体的にしていきましょう。
オンラインクラス授業内容
- 2ヶ月コース
2ヶ月の間に4回のオンライン授業。受験情報の共有、受講中の受験サポート。 - 4ヶ月コース
4ヶ月の間に8回のオンライン授業。受験情報の共有、受講中の受験サポート。
2ヶ月コース、もしくは4ヶ月コースからお選びいただけます。
授業は1対1のオンライン通話となり、1授業につき約1時間半〜2時間です。オンライン通話では作品制作のアドバイス・受験の相談やアドバイス等を中心に授業を行います。
どちらのコースも受講中、受験情報の共有や受験のサポートを行います。授業時間外でもメールなどでご相談ください。
オンラインであるからこそじっくりお話をすることが大事です。疑問点があれば些細な事でもその都度ご遠慮なくお伝え下さい。一方的な授業ではなく、生徒さん自身が考え、発言をし、対話をしながらレッスンを進めていくことを心がけています。
- 1〜4授業目(2ヶ月コース・4ヶ月コース共通)
ー課題の作品制作
ー受験情報の共有
ー合格者ポートフォリオの紹介
授業スタートです! まずはどの専攻にも重要である基礎的なこと(構図・抽象と具象)について学んでいただけるよう、いくつか課題をお出しします。課題は基本1〜2週間で出来るもので、4回のレッスン内で終了します。生徒さんのペースに合わせて課題を行って頂けますので、初心者の方もご安心下さい。
また、実際にドイツの美大に進学なさった生徒さんのポートフォリオ(マッペ)を画面共有にてお見せし、その生徒さんがどのように制作・受験をしたのか詳しくお話します。提出する作品やポートフォリオのイメージを掴んでいただけます。
作品制作の経験がある方は今後どのような制作を行っていきたいのかをお聞かせください。受験について、その他進路相談についてもご不明な点があればその都度詳しくお話させて頂きます。
2ヶ月コースで受講が終了となる方は、受講を通して今後の作品作りについて・ドイツ美大受験の流れ等を大まかに掴んでいただけると思います。
- 5〜8授業目(4ヶ月コースのみ)
ー進行具合により、引き続き課題の制作
ー自分のテーマでの作品制作
ー受験情報の共有
ー合格者ポートフォリオの紹介
4ヶ月コース受講の方は、4回の授業の内容を踏まえそれぞれの専攻やテーマに沿った内容で作品制作を行っていきます。生徒さんの作品制作の進行具合を見て課題を出す事もありますが、基本的にはご自身の興味があるテーマで制作を進めていただきます。課題を終えてから、マッペ提出を目指して本格的に作品制作がスタートするとお考えいただくと良いと思います。
専攻に迷っている方も、作品制作をしていく中で自分に適した専攻が何か、ご自分のペースでお考えいただけます。受験への意思をより確かめることができ、その後の作品制作をより深めていく段階に進めます。
- 受講終了後
2ヶ月または4ヶ月コースでどれぐらい作品制作、マッペ(ポートフォリオ)制作が進むかは生徒さん次第です。受講を終了なさりご自身で作品制作を進めて進めていく方、受講を延長しサポートを利用しながら受験に臨む方、別の道を歩むべくスタートなさる方、皆さんそれぞれです。
ドイツ美大受験を継続して目指される場合、受験の時期までクラスを延長なさる方が殆どです。
引き続き受講いただくことでマッペを充実したものにしていくことができます。
オンラインクラス価格
2ヶ月コース:50,000円(税込)
1ヶ月あたり25,000円
4ヶ月コース:92,000円(税込)
1ヶ月あたり23,000円
- 2ヶ月コースは4回のレッスンを2ヶ月間のうちに、4か月コースは8回のレッスンを4ヶ月間のうちに受講くださるようスケジュールをご検討ください。
- 受講中は受験情報の共有と、受験のサポートを行います。授業時間以外でもメールなどでご相談に乗らせていただきます。
- 引き続き受講をご希望いただく場合、新たにコースをお申し込みください。
- 授業は基本、約10時、14時、19時スタートでレッスンのご予約を受け付けています。
- お申し込みのページ下部の ”お申し込み・返金等について” を必ずご確認の上、お申し込みください。
銀行振り込みでのお支払いをお願いいたします。
オンライン有料進路相談
有料進路相談
1時間半〜2時間のオンライン通話
価格:10,000円(税込)
様々な疑問を相談してから受講を検討したいという方へ、有料進路相談を行っております。
メールでもお答えできる範囲で回答させていただいておりますが、有料進路相談ではより幅広い質問にお答えいたします。
面談をご利用いただき、留学について現実的に検討することができて明確になったとお声をいただくことが多いです。
面談では主に以下の5点を中心にお話させていただきます。
・ドイツの美術大学の学位のシステムについて
・受験までのスケジュールについて
・ドイツ語学習の方法について
・ドイツの美大の専攻について
・学費や現地での生活費について
そのほか、よくご質問いただく内容が以下の項目です。
・応募資格の確認
・ドイツでアートを勉強する利点
・初心者でも進学するのは可能か
・複数の専攻で迷っているが違いは何か
・卒業後にどのような進路があるか
・就職を考えるとどの専攻が良いのか
ご自身の状況やご希望をお伺いしながらご質問にお答えいたします。
応募資格があるかどうか等を明確にするため、面談前にお送りするフォーマットにご自身の経歴等をご記入頂きます。進路相談でお話しする内容は誤りがないよう注意を払っていますが、試験の情報は毎年変化します。正確性を保証できるものでないことを予めご了承下さい。
すでに受験の意思がかなり固まっているという方は受講をスタートいただき、初回レッスン時に面談の内容 +a で具体的な情報を共有した上で受験スケジュールのご相談に乗らせていただきます。
美大卒の方へ
日本で美大を卒業されてから進学を目指す方にも、学生ビザが取得できる・大学にアトリエを持てる・学割がある・コネクションができる、ドイツ美大進学はとてもお勧めです。
ドイツで見ることのできる最新のアート作品は国際色豊かでクオリティが高いですし、ドイツは芸術家への支援が手厚いという点もあり、卒業後もドイツに滞在し作家活動やお仕事をする方が多いです。
私は芸大を出た後、日本で仕事をしながら作家活動をして行くことにリアリティを持てず、ドイツ美大進学を目指しました。ドイツに行く前は数年で帰るだろうと思っていましたが、ミュンヘンで学生となり、卒業後もベルリンで生活をしながらアーティスト活動を行い、結果10年もの間ドイツに滞在することになり多くの経験を積むことができました。
美大卒の方がドイツでの美大進学を目指そうとする場合、すでにご自身の作品スタイルがある程度できており、そのスタイルでドイツの美大を受験するのだと思われている方が多いのではないでしょうか。日本の美大は、卒業までに作品のスタイルを固める傾向にあると思います。
今までの作品スタイルで美大進学を目指すことは決して間違ってはいませんが、自分が学生時代にやってきたことにこだわりすぎてしまうと、新天地での新しい作品作り・新しい動きを作るのにとても苦労します。
異国の地で挑戦をしたい!と決意しお金も時間もかけるのですから、自分ができることをなぞったり固めたりするのではなく、新たな試みで制作した作品で受験に臨んでいただきたいです。教授もあなたが今できることだけではなく、あなたが今後挑戦していきたいことやアイディア、あなたの思想や文化背景に興味を持っています。
ドイツへの美大進学の目的は自身の作品制作の継続・発展であって受験そのものではありません。知らない間に目標が受験にすり替わってしまうと、評価されることを意識して作品の面白みがなくなってしまいます。もちろん受験で抑えるべきポイントについて、応募情報について、その都度ご相談に乗らせて頂きながらできる限り多くの情報を共通しサポートをしておりますが、一番重要となるのは作品作りです。
そういった意味で、このオンラインクラスはドイツ美大受験のノウハウを知ることだけでなく、受験のあるなしに関わらず新しい作品作りのきっかけを作る機会と思っていただければと思います。